入院の時期はいつ?

出産予定日の1、2週間前~

お産が近付いたことを知らせる兆候が現れはじめます。以下のような体調の変化を感じたら、入院に備えてください。

  • 下腹部のはる感じが特に強まる。
  • 足のつけねや腰が痛くなる。
  • 胃のあたりが楽になる。
  • 排尿が少量ずつ、頻繁になる。
  • 胎動が減る。
<ご家庭でのうごき>
・入院用品を再点検。いつでも持ち出せるように、荷物ををまとめる。
・家族に知らせる。
・外出は控える。

※以下のような症状が現れた場合は、妊娠性高血圧症のおそれもあります。直ちに受診するようにしてください。

  • 妊娠7~8ヶ月以降で、急に全身が腫れたように強く浮腫んだとき。
  • 妊娠7~8ヶ月以降で、急にひどい頭痛や目のかすみを感じたとき。

入院用品の準備

  • 入院時のパジャマやタオル、下着等は洗濯いたします。必ず名前を記入してください。(祝日、日曜日は休みます。また、洋服は洗濯できません)
  • シャワー時のシャンプー、ソープは完備。
  • マニキュア、ペディキュアは来院前に落としてください。

入院の時期

お産の開始を知らせる以下の変化が現れたら、速やかに来院してください。感染防止のため、シャワーや入浴は控えてください。

陣痛が始まる。
初産・・・10~15分おきの間隔になったとき。
経産・・・15~20分おきに規則的に起こるようになったとき。

  • 激しい腰痛が起こったとき。
  • 多量の出血があったとき。
  • 急に水が下りた(破水した)とき。
<ご家庭でのうごき>
・速やかに当院へ電話連絡。
・入院用品を持って来院ください。

病院での過ごし方

入院している期間は、出産で疲れたお母さんの体をいたわりつつ、赤ちゃんと一緒に過ごす大切な数日間です。安心できる環境と専門医療で、しっかりとサポートしていきます。

  • 生後3日目に赤ちゃんの新生児聴覚検査を行います。
  • 栄養士による調乳指導や栄養相談を行います。
  • 乳房のトラブルを始め、育児に関する不安や疑問について相談を行います。
  • 授乳に支障がないように、産後1日目から授乳指導を行います。
  • 帝王切開の方は、体調をみながら産後2日目から授乳指導を行います。

初産婦の過ごし方

 おかあさんあかちゃん
お産当日(0日目)
  • 出産後:分娩室でしばらく様子を見ます。
  • 車いすでお部屋へ移動。
  • 時間毎に出血、血圧の確認。
  • 出産から約6時間後:看護師が付き添って初回トイレ歩行。
    ※一人でベッドから起き上がらないようにしてください。何かありましたらナースコールでお知らせください。
  • 産後の薬を服用。(以後4日間)
  • 出生後、ご家族と対面した後はしばらく保育器の中で様子を見ます。
  • 誕生6時間後から哺乳開始。
  • ビタミンK2シロップ服用。
産後1日目
  • 朝:悪露交換。 ※ナースコールで案内が入ります。
  • 午前中:ベビー説明及び授乳指導後から直母を初めます。
  • 沐浴スタート。
    ※退院日まで毎日行います。
産後2日目
  • シャワー浴スタート。
    ※入浴の際はナース室に声を掛けてください。
  • 日中:母子同室
産後3日目
  • 午前中:沐浴指導。
    ※夜間の母子同室は、母乳の状態やお母さんの体調に合わせて決定します。
  • 聴覚検査。
産後4日目
  • 午前中:退院指導。
  • 先天性代謝異常検査。
産後5日目
  • 午前中:退院。
    ※前日または当日朝、退院診察があります。
  • ビタミンK2シロップ服用。
  • 退院診察。
  • 退院までにアジアンヒーリングマッサージがあります。
  • ディナー
  • 退院後、赤ちゃんの10日目健診があります。(予約制)

経産婦の過ごし方

 おかあさんあかちゃん
お産当日(0日目)
  • 出産後:分娩室でしばらく様子を見ます。
  • 車いすでお部屋へ移動。
  • 時間毎に出血、血圧の確認。
  • 出産から約6時間後:看護師が付き添って初回トイレ歩行。
    ※お一人でベッドから起き上がらないようにしてください。何かありましたらナースコールでお知らせください。
  • 産後の薬を服用。(以後4日間)
  • 出生後、ご家族と対面した後はしばらく保育器の中で様子を見ます。
  • 誕生6時間後から哺乳開始。
  • ビタミンK2シロップ服用。
産後1日目
  • 朝:悪露交換。※ナースコールで案内が入ります。
  • 午前中:ベビー説明及び授乳指導。
  • 日中:母子同室。
    ※説明や直母、母子同室は、お母さんの体調を見ながら行います。
  • 沐浴スタート。
    ※退院日まで毎日行います。
産後2日目
  • 朝:悪露交換。
  • 午前中:沐浴指導。
  • シャワー浴スタート。
    ※入浴の際はナース室に声を掛けてください。
    ※夜間の母子同室は、母乳の状態やお母さんの体調に合わせて決定します。
産後3日目
  • 午前中:退院指導。
  • 聴覚検査。
産後4日目
  • 午前中:退院。
    ※前日または当日朝、退院診察があります。
  • 先天性代謝異常検査。
  • ビタミンK2シロップ服用。
  • 退院診察。
  • 退院までにアロマヒーリングマッサージがあります。
  • ディナー
  • 退院後、赤ちゃんの2週間健診があります。(予約制)

妊娠中に起こり得る体の不調

妊娠が分かると、これまでは感じなかった心配事も増えてきます。基本的には、日常生活は今までと同じでかまいませんが、体に負担をかけないように心がけることは必要です。 当院では24時間体制でサポートを行っています。体の異常や不安、心配事などありましたら、いつでもスタッフにお尋ねください。診療時間外のお電話も承っております。

下腹痛

妊娠初期には軽い生理のような痛みや、おなかの張りを感じる場合があります。一過性のものであることが少なくありませんが、痛みが強くなる等して心配なときは受診してください。

妊娠初期には着床出血を始め、少量の出血を経験する人もいます。しかし安全を考え、自己判断せずに速やかに受診するようにしましょう。

つわり

つわりの症状はそれぞれに異なりますが、無理して食べたりせずに、食べたいときに食べられるものでゆっくり栄養を補給するようにしてください。過度な嘔吐で食物も水分もとれない場合は、医師に相談ください。

体重増加

体重が過度に増加しすぎると、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病を引き起こす場合もあります。まずは妊娠前の体重からBMI(ボディマス指数)を計算し、自分に適した体重増加量を確認してください。ペース配分も大事です。

<体重増加の目安>
妊娠前の体重(kg)/身長(m)×身長(m)
BMI25以上・・・5~7kg程度
BMI18.5~25未満・・・7~12kg程度
BMI18.5未満・・9~12kg程度

妊娠中は、鉄分の欠乏による貧血にかかる人が少なくありません。妊娠中期・後期にも貧血検査を行いますが、時期にかかわらず疲れやすさ等を感じたら医師に相談してください。

帯下(おりもの)

細菌による炎症のせいで、帯下(おりもの)が増えることがあります。色や臭いに違和感を感じたら、医師に相談するようにしてください。

便

ホルモンの変化や子宮による腸の圧迫で、妊娠中は便秘しやすくなります。市販の整腸剤や下剤は使わず、医師に相談するようにしてください。普段の食生活での工夫も必要です。

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